日中の気温15度と下がってきたが、北京はこの数日真っ青な青空でまさに秋晴れである。日陰は少し肌寒く、日向はぽかぽかと気持ちがいい。特に今日はゴルフ日和でした。
今週北京に来る予定だった日本の友人が、電話で「北京のスモッグがひどいとニュースで見た。50m先も見えないのでは北京空港に着陸できないかもしれないので、今回は北京行きを止めた。」と言ってきた。これで二人目の北京行き中止である。
確かに強烈なスモッグの日もあったのは確かだが、日本でニュースを見ていると毎日ひどいスモッグと思ってしまうのかもしれない。私が若い頃の東京は北京のスモッグどころではなかった。車の排気ガスによるスモッグ、光化学スモッグ、酸性雨などひどいもので、小学校などひどい天気の日は休校になった。今の東京はそんな話は嘘のように綺麗になってきたが、北京も日本や諸外国のアドバイスを受けながら懸命に対策をしている。先日もブログに書いたが市内の川がだいぶ綺麗になってきた。
これから北京に来られる皆さん!毎日スモッグというわけではありませんよ。万が一ひどいスモッグの日があったらホテルで食事をしたり、デパートで買い物してあまり外へ出なければ良いのです。私はそのようにして長いこと北京で暮らしています。
近所の望京市場に最近「賭石」のお店が3軒出来た。お店は大きな石ころが並んでいる殺風景な店内だがお客さんは絶えない。この何でもなさそうな石ころを600元(約9000日本円)/Kgで売っている。看板を見るとこの石の中に翡翠(ヒスイ)の原石が入っているかもしれないという。店にはカッターも置いてあり、購入したあと石をカットして翡翠の有無を確かめてくれる。
ネットで探してみたら、深圳市の唐さんは雲南省に旅行に行ったとき、「賭石」を800元で買い切断してもらったところ極上の翡翠が出てきた。香港の専門業者は唐さんから1100万元(約1.6億円)で購入したというニュースが見つかった。 宝くじ並みの確立でしょうね。
北京市は古都にふさわしい第一級の名勝史跡に恵まれている。皇室宮殿の紫禁城、皇室庭園北海公園、頤和園、皇室陵墓の十三陵、天を祭る廟の天壇、周口店の北京原人遺跡、万里の長城、擁和宮、潭柘寺、香山、円明園、龍慶峡、石花洞など観光スポットが多く、長期滞在をした方でもまだ行っていない観光地がたくさんある。
世界遺産に登録された北京の観光地は以下のとおり。
紫禁城(1987年)
万里の長城(1987年)
周口店の北京原人遺跡(1987年)
頤和園(1998年)
天壇(1998年)
明の十三陵(2000年)
ほんおじは以前岩手県盛岡市に縁があり、毎年のように短期滞在をしていたことがあるが、北京市の気候と大変よく似ている。たまさか緯度でみると北京市は北緯39度56分、盛岡市は北緯39度42分とほとんど同じ位置で、どちらも盆地になっている。共通点は、夏は暑く、冬は寒い、一日の温度差が大きい。冬の積雪量は多くないことも似ている。
北京は、7月の平均気温が26.3℃、年平均気温が12.3℃、年降水量は575.2mmである。「北京の一番良い季節はいつ?」と聞かれると、9月初旬から10月中旬までの秋とお答えしている。
北京市の総面積は16807.8km²で、日本の四国4県とほぼ同じ面積と広い。14の区と2つの県があり、その中でも朝陽区がもっとも広く470.8 km²で、ちなみに東京23区合計の面積は621km²であり、なんとひとつの区で東京23区の約75%を占める広さになる。
順義区に囲まれた北京首都国際空港は朝陽区の飛び地となっているほか、2008年の北京オリンピック主会場であったオリンピック公園、また区内には外国公館や外交官宿舎が多く、これに付随して外国報道機関や外国企業、国際的なホテルなどが林立しているが、日本人学校も含め日本の多くの事務所や住居もこの朝陽区に集中している。
2009年末現在、北京市の人口は戸籍を持つ人口は1246万人で、戸籍を持たない流動人口が726万人いるという統計が出ているので実際は2000万人近くの人口になっている。
「日本人は何人滞在中ですか?」と質問された時は、「大使館が把握している人数は約1万人で、短期の滞在者を含めると2万人です。」とお答えしている。
ついでに2009年10月1日現在の外務省のデータを参考にした海外の日本人の都市別長期滞在者数ランクだと下記のようになる。
1位 上海(44,677人)
7位 香港(19,969人)
11位 北京(10,387人)
20位 広州(6,080人)
23位 大連(5,404人)
25位 蘇州(5,108人)
28位 深せん(3,941人)
36位 天津(2,983人)
39位 青島(2,681人)
42位 東莞(2,483人)
47位 無錫(1,818人)
日本人滞在者数ランク世界50都市のうち11都市が中国ということになっている。
短期滞在者を含めると、上記人数を2倍にすると実態数字に近くなると私は勝手に解釈している。
よく買い物をしている望京市場が移転した。といっても隣に建設中だった新市場に引越しをしただけだが、同じ望京の西側にあった南湖市場と一緒になったことからその規模は2倍以上になった。新望京市場に移転しても、ほんおじの住まいからの距離は変わらず便利である。
2階建てを長方形に建設し、その中庭全てが野菜と果物の市場。日本でいう小さい八百屋さんが50軒くらいひしめいている感じである。
2階建ての一階部分は約40店舗の飲食街のほか、肉屋、魚屋、お茶屋、花屋、ペットショップや雑貨屋がひしめいている。肉屋さんだけでも20軒はありそう。写真は建物の一階中庭側だが、外側に向いている店は現在内装中で美容院、自転車、オートバイ、電気、パソコン修理、小さいスーパーなどが入る。2階部分は衣料品、靴、鞄などの店が入る予定で恐らく100店舗くらいにはなるだろう。
ここは、安い物を売る庶民向け大型市場である。写真の中で気がつかれたかもしれないが、看板には中国語と韓国語が併記されている。この地域には5万人以上の韓国人が住んでおり、韓国系のお店も出店し韓国の商品も売られている。
北京の春はいつからいつまでかと聞かれると、明解な答えが出来ず困ってしまう。感覚的には3月末から5月末の2ヶ月なのだが、4月に入っても冬の天気に逆戻りしたり、5月に入ると30度を超える真夏日があったりする。毎年春らしい天気が少ないため、「北京には春がほとんど無く、冬からすぐ夏になる」と言いたくなってしまう。気象学の基準によると、5日連続で22度以上の温度が続くと夏に入ったことを示すらしいが、そうすると5月後半から6初旬には北京は夏になるということになる。
例外的に2009年は5月3日に夏入りしたが、この時は春は1ヶ月くらいしかなかったことになる。
春の基準は、木々の若芽や花の開花と思うと納得しやすいかもしれない。この一週間、ゴルフ場や近所を歩いて撮った花の写真だ。
北京は今、春真っ只中
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