北京で活躍する和僑達

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北京で頑張る和僑達

2013年12月21日 (土)

北京和僑会忘年会

 

  12月18日(水)18時30分より好運街にある大徳酒場で、北京和僑会の忘年会が行われた。体調のことから夜、街に出ることや人ごみ中には行かないようにしているが、何人かに誘われたことも、久しぶりにみなさんの顔をみたくなったこともあり、李姉に付き添ってもらい参加してきた。

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  11月22日23日にタイ バンコックで行われた第5回和僑世界大会の模様をたくさんの写真を使って報告してくれた。中でも大前研一氏の講演は、1分に一回笑いのある楽しい講演だったそうだ。

  参加者が特に感銘を受けたのは、「ドリームプランプレゼンテーション」(ドリプラ)で、10分間という限られた時間内のプレゼンテーションにおいて「感動を与え、共感を得る」ことで、事業への支援者を集める新しいタイプのビジネスプラン発表会だそうです。山口事務局長が当日の動画を送ってくれるので見てから、私の感想を書いてみたい。

2013年9月 1日 (日)

北京和僑会三周年記念

 

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25日(日)北京和僑会の設立3周年記念パーティーが、北京郊外にあるぶどう園「北京アスタリスク」で開催された。「京承高速道路」の料金所から最初の出口「黄港インター」の近くで市内から30分で会場に到着した。よく通っているゴルフ場にも近いが、このお洒落な「北京アスタリスク」の多目的ホールの建物は、北京和僑会の迫会長が設計していると聞き驚いた。この広大な土地に暫時ホテルなどを建てるそうだ。

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午後3時からは、和僑総会会長筒井明会長と北京和僑会迫慶一郎会長が「これまでの10年、これからの10年」について対談を行った。香港から始まった和僑会がアジア各地の都市に広がり、さらに世界の都市に広がる方向で進んでいる。今後各都市にある日本商会や日本人会とも交流を行うが、和僑会は世界各地の和僑会同士の交流を重視していく日本初の試みでもある。

 

     午後4時からは「北京和僑会1年の歩み」

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毎月第一木曜日に「法律、税務、労務」の勉強会が行われているが、内容的にもかなり充実していて、これから中国に進出を考えている方、或いは進出している方にも役立つ内容になっている。今後、中国各地や日本にも出張講座も検討する。

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毎月第三木曜日は各分野の専門家による講演をお願いしてきているが、3年前第一回のソニー元会長出井氏の講演から始まり、様々な分野の方々に登場いただいているが、今年から事務局の努力で多くの方に参加いただけるよう以前より広い会場を手配している。

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毎月第四木曜日は、日本人留学生(企業留学生を含む)を対象とした「和僑塾」が開かれ、すでに北京で起業している和僑会の会員が講師を務めている。未来の和僑を育てるプロジェクトである。

 

   不定期で行われているが、日中民間交流の在り方を常に念頭に置いて設立した分科会「日中未来ラボ」は、今年から活発な活動を開始した。10年後は良い日中関係になるよう国ではなく日中の民間の知恵で行う。その一つとして先月から上海ー北京ー福岡―東京の順で、「日中未来の子供100人の写真展」を開催。

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午後5時から全体会議「北京和僑会の目指す未来」が行われ、活発な意見が出された。日本に留学やビジネスを経験されている中国人の和僑会会員も徐々に増え、貴重な意見を出してくれた。

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午後6時半から、オーナー自慢のワインとスペシャルメニューで会員同士の交流を行いながら、約2時間楽しいひと時を過ごした。

 

   この会が始まる寸前に突然私に「花束贈呈」があった。昨年10月まで会長を務めたことへの感謝の花束で、お気遣いに迫会長はじめ会員の皆さんに心より感謝します。

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2013年3月23日 (土)

ファンキー末吉さんの講演

  Photo 3月21日(木)北京和僑会サポーター頭(応援団長)で、爆風スランプのドラム・作曲を担当したファンキー末吉さんが久し振りに北京国際交流基金ホール日本文化センターで講演をしてくれた。楽しい講演で、久し振りに涙を流しながら笑った。

  1990年事務所の按配で半年の休暇をもらい中国を選んだ理由、中国のロックを探すため身の危険を感じながら地下クラブで出合った黒豹(HeiBao)との出会い、今や超有名になった黒豹がファンキーさんのドラムを聞いてそのレベルの高さに驚いたこと、2000年から拠点を北京に移したこと、演奏家と音楽プロデューサーの顔で活躍し、そして2度の結婚の話を交え楽しそうに話した。サザンオールスターズの北京公演はファンキーさんがプロデュースしたこと、中国全土で大ヒットした「クレージーストーン」(寧浩監督)の音楽をファンキーさんが担当していたことなどはあとで知った。

   Photo_4 研究者の荒巻氏に誘われてから、先月の訪問まで計7回訪問した北朝鮮での美少女たちとのロックの交流や私たちが日頃聞いているニュースとは違う面を話してくれた。日本で聞く中国の話しと中国に住んでいる日本人が見た中国と大きな違いがあるように、北朝鮮もその素顔は大きく違っていた。荒巻氏は、共産圏に住み、音楽活動をしている日本人を探していたらファンキーさんしかいなかった。中国を知って北朝鮮に行く場合は、日本から行くよりそのギャップの差が少ないことが理由だ。

   ロックの先人がベトナム戦争の時の反戦活動など、平和な世界を求めたことを子供たちに伝えたい。ファンキーさんは今、北京の郊外の古い建物でロックを目指す新人たちと一緒に、自分の目指す目標どおりの生活をしている。

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2013年3月 9日 (土)

中国市場と日本企業の戦略研究会

   3月5日(火)北京国際交流基金ホール日本文化センターで午後2時から行われたセミナーに参加した。中国市場と日本企業の戦略研究会『これからの中国市場と日本企業のマーケティング戦略』と題して、中国社会科学院調査センター、一橋大学、北京和僑会日中未来ラボ、NCRC日中リサーチセンターの共催で行われたセミナーである。

   Photo 一橋大学の上原渉、鷲田祐一、山下裕子、佐々木将人先生たちによる10年にわたる研究発表は、実に良く調査されていて大変勉強になった。日本企業の米国向け戦略、欧州向け戦略、中国向け戦略の違い、また、本社と中国の出先と決定権の違いもアンケート調査を元によく分析されている。昔は、中国の出先は本社の課長職クラスが責任者になることが多かったが、今は副社長、常務クラスを派遣するので出先で決定できる項目が多くなってきている。

   NCRC日中リサーチセンターの本坊七海氏と安田玲美氏(北京和僑会副会長)による「中国市場における3-4線都市の位置づけと消費者の実態」は、これからの中国市場を攻略するには絶対に理解しておかなければならない重要な話しであった。

   1線都市は北京、上海、広州など1000万人以上の都市を指すが、この地域は不動産にしても車にしても延びる余地がほとんど無い、例えば3線都市は人口が福岡県と同じ人口規模で、中国には100都市以上もある。これら都市は中国の経済成長率が今年7.5%目標に対し10%以上の成長が見込める。ただ、現在の大都市のような失敗を見てきたこれからの都市は、環境、農業、工業生産、教育などバランスの取れた発展が期待できる。安田氏から詳細に紹介され四川省綿陽市は、まさに中国の新しい都市づくりの模範である。

   Photo_2 パネルディスカッションは、「中国の都市化と日本企業のチャンス及び対策」と題して、中国人民大学商学院 王利平氏、ジャーナリスト陳言氏、精華大学・野村総研中国研究センター松野豊氏(北京和僑会顧問)、中国社会科学院メディア研究所調査センター劉志明氏、一橋大学佐々木氏の5名で鷲田氏がファシリテーターとなって進行した。ここでは上述の発表に基づき各氏の意見が述べられたが、様々な方向からの意見は大いに参考になった。また「黄砂は日本の緑化運動などもあり以前より大分良い環境になってきたが、M2.5は中国政府も最重要課題としている今、過去のノウハウを持っている日本は、行政、技術の両面で積極的に対応することで今後の日中間の安定の基礎になる。」「3線、4線都市の開拓は、地域によって考え方、習慣も違うので、その対応はそう簡単ではない」などの意見もあった。

   ほんおじも参考意見として3線、4線都市をターゲットに、わずか4年で35000店舗に商品を置くという離れ業で成功をさせた後発化粧品会社の話しをした。